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ターンバックルの特徴②

ターンバックル胴の種類
形状により割枠式胴(1本の棒鋼より鍛造して所定の形状にした物) とパイプ式胴 (1本の鋼管の両端をスエージ(絞り加工) した物) の2種類があります。(写真D、E、F)
ねじの種類は、 JIS B0205-2の並目ピッチで、ねじの精度は、 JIS B0209-3 公差域クラス7H又は、塗装時のねじの勘合をスムーズに行えるように公差域クラス8Gを上限としています。

溶融亜鉛めっき付き炭素鋼製品は、 ボルトねじ部の防錆処理による皮膜の厚みを考慮してねじ精度を出すために、ねじ加工はめっき後に行うこととされています。

ねじの精度は、 JIS B 0209-5の公差域クラス6AXを上限としております。

 

ターンバックル胴の引張強度
ターンバックルは、 建築物の耐震部材として使用されることを想定している為、ターンバックルが地震時に十分な塑性変形性能を発揮できる様、胴の強度は、ボルト軸部の破断強度以上に設定されています。

炭素鋼を素材とするターンバックルは、軸部の降伏が先行する事で、 軸部の十分な塑性化を保証しています。

ステンレス鋼製品のターンバックルの場合は、 軸部が、十分な塑性変形性能を発揮するまでの必要性能を考慮し、それに応じて胴又はボルト接合部が破損しないように各部の強度設定を行い、軸部の十分な塑性化を保証しています。

 

次回のコラム : ターンバックルの特徴③についてご紹介します。

2021年1月25日 6:00 PM

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