よくあるご質問

アイボルト・アイナットのよくある質問

どの様な材質がありますか?また、ねじ長さは最長いくら位まで対応できますか?
在庫品として『SS400』、『SUS304』、『SUS316L』、『S45C』、『SCM435』があります。
他の材質として『チタン』製のアイボルトを製作した実績があります。上記以外の材質につきましては、一度お問い合せください。
また、ねじ長さは最長150㎜まで対応可能です。(注)M8は最長が120㎜までになります。

アイボルトやアイナットを使用して物を吊り上げる場合に、注意することはありますか?
必ずサイズ毎に規定されている『使用荷重』の範囲内で使用してください。
使用する際には、サイズ別の使用荷重のご確認をお願いします。使用荷重のご確認方法は、弊社の製品カタログ、または、JIS規格のアイボルトには製品の環状リング部分に表記を行っております。

また、特にご注意頂きたいのは、吊り上げ対象物の側面に取り付けての横吊りや引き起こし作業は、破損事故の原因となり、人身事故につながる恐れがありまるので、絶対に使用しないでください。

横吊りや・引き起こし作業時には、弊社の特許製品である『マルチアイボルト』や『マルチアイボルト ハイブリッド』をご使用してください。
吊り上げ作業時の注意点はありますか?
下記の2点には特にご注意ください。
【1】吊り上げ対象物とアイボルト・アイナットの座面を密着させてください。ただし、強く締め付けないでください。締めすぎにより、ねじ部が破断する恐れがあります。
また、下図の様なタスキ掛けは、ねじの緩みまたは、過締めになり危険です。リングに通すロープやチェーンは、必ず1個に1本を用いてください。

【2】2個のアイボルト又はアイナットを締め付けて吊り上げる場合、リングの向きが同一平面内(下図のように2個のアイボルト又はアイナットの平面は2個のアイボルトの軸を含む平面から5度以上傾いてはならない。)におさめる事が必要です。もし、リングの向きが違う場合は“ざくり”などを施すか、適当な座金を使用し、同一平面内におさめてください。
アイボルト・アイナットにはどの様なねじの種類が対応可能ですか?
アイボルト・アイナットは重要保安部品の吊り具になります。様々なねじの種類がありますので、一度お問い合わせください。ただ、安全に使用していただくには、アイボルト・アイナットのJIS規格通りのねじの使用を推奨します。


マルチアイボルト・マルチアイボルト ハイブリッドのよくある質問

吊り作業時に使用するワイヤーロープやチェーンについての決まりはありますか?
吊り作業は、玉掛け作業の有資格者の下で、安全に作業が出来るかを確認してください。また、チェーンを使用する場合は、直接マルチアイボルトに掛けるのではなく、吊り具として認められているフックをチェーンにつけてからご使用してください。
マルチアイボルトのボルト交換は出来ますか?
ボルト交換は出来ます。ただし、弊社指定のボルトを使用していただくことを推奨します。
カタログに記載されている以外のねじ長さや、他のねじの種類への対応は 可能ですか?
対応は可能ですが、お手数ですが一度、使用の方法や、条件等の確認が必要となりますので、お問い合せください。
『繰り返しの使用の場合は金属疲労からの損傷の恐れがありますので、使用の程度に応じた定期点検を行ってください。』とありますが、繰り返しの使用とはどの様な行為を言うのでしょうか?
2度や3度くらいでの使用では繰り返し作業にはあたりません。使用方法や、使用頻度は様々なので、こちらからの指定は出来ませんので、お客様サイドにて点検期間を決めてください。