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鉄鋼新聞の2014年12月5日号に掲載されました。

鉄鋼新聞の2014年12月5日号に『浪速鉄工の経営戦略』と言う特集が掲載されました。

記事の中で、弊社代表の堀川が、インタビューに答えています。

 

浪速鉄工の経営戦略 堀川忠彦社長に聞く
浪速鉄工(本社・大阪市港区)はアイボルト・JIS ブレースなどのメーカー。

重量物を吊り上げるための鍛造製品「アイボルト」は国内シェア約5割のトップシェアを誇り、市場ニーズを取り込んだ新製品開発にも積極的だ。 堀川忠彦社長に足元の需要動
向経営戦略などについて話を聞いた。(白木 俊)
浪速鉄工といえば「アイボルト」の印象が強いですが・・・。「確かに…..。 「アイボルト』は看板製品だがそれ以外にもオリジナル製品を持っている。

優れた製品の特長をPRするためにはきめ細かな営業活動が欠かせないと考え、 2006年の社長就任時から攻めの営業スタイルを追求してきた。

具体的には展示会への積極的な出展(今年は12回出展)、同行営業による地方営業の強化などだが、地道に積み重ねてきたことで成果が出てきた。

例えば、エンドユーザーに同行営業している中で、需要家が長年温存している『宝の種』を商品化に繋げている。

電動工具対応の締め金具 『リターンバックル』を紹介した際には省力化で高評価を得て、販売先を次々に紹介してもらうなど手応えを感じた」

足元の需要動向はどうですか?「地域格差はあるが、全般的に見れば需要は好調だ。 アイボルトや『マルチアイボルト』(軸が360度・輪が180度回転)などはフル生産が続いている」
「当社は業態的に鍛造業者と鋲螺業者という両面を持ち、『NC』という自社ブランドを展開していることが強みだと思う。製品単重で14㌘から400㌔まで一貫生産しているのは日本で当社だけであり、業界でもユニークな存在だと自負している。『浪速鉄工は鉄製品が得意 試作品も手掛ける』とPRしたい。常々、需要家さんには多くの宝の種が眠っていると実感する。それらを掘り起し、製造販売していくことが経営戦略だ。それが製品群の拡充につながる」

浪速鉄工の企業概要は?「堀川社長の叔父や父親らが船舶金物などの鍛造メーカーとして1949年に創業した。 草創期はシャックルやターンバックルなどを生産。

70年代にはターンバックルでトップシェアを持つまでに成長した。その後は潮流の変化に伴い、タンバックルの比率を減らしアイボルトを強化するなど、製造アイテムの転換を図ってきた」
「拠点は本社工場と堺工場 (大阪府堺市)の2カ所。 エアースタンプハンマーや電気炉などを駆使して高品質製品の製造を手掛けている。生産品目はターンバックル、ブレース、 シャックル、アイボルト、アイナット、ロットボルト、土木建設金物、線金物、船舶金物、ワイヤロープ付属金物などで、「なにメタル工房」と称しオーダーメードにも応じている。

従業員が40人。 関連会社ではムサシ工業(岡山県美作市、精密熱間鍛造) 大原鉄工所(岡山県美作市、アイボルト加工専門)がある」
前期(14年6月期) 売上高は前期比5%増の17億4000万円でした。 今期売上高予想は?「前期比10%増の19億円を見込んでいる」独自製品では「リターンバックル」や「マルチアイボルト」の販売が好とか….。「販売動向ではマルチアイボルトが前期比3割増で推移。リターンバックルは今期、対前期比で売り上げ3倍増を目指している。 来年には横吊り専門シャックルボルト『横兵衛
(よこぺい)』」 など2つの新製品を市場に投入する予定。 加えてエネルギー分野の新規事業にも取り組みたい」
グローバル化では今年6月に韓国・ソウル事務所を開設しました。「ソウルでは展示会にも出展した。 引き合いはあるが、認知度の向上にはもう少し時間がかかるだろう。国内外ともに競合相手は欧州製品になり、刺激を受けている。価格競争力や、安全・安心を最優先した品質には自信がある。 発想力も決して負けていない」

2014年12月6日 5:58 PM

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