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ターンバックル技術資料(規格解説)①
1 ターンバックルの取付け
ターンバックルの取付けは取付けボルトによる支圧接合であることから、 JIS規格では、羽子板とガセットプレートの摩擦面の処理は不要であるとされています。
建築用ターンバックル筋かい設計施工指針・同解説(社団法人 日本鋼構造協会) では、 取付ボルトに使用する高力ボルトの締め付けは、 一次締め程度の張力で良いとされています。
2溶融亜鉛めっき付きターンバックルのねじ部防錆処理
溶融亜鉛めっき付きターンバックルのねじ部防錆処理は、 HDZ35と同等以上の防錆処理を施すとされており、塗装による防錆処理については、乾燥後亜鉛粉末含有量の比率が90%以上ある亜鉛含有塗料を塗装することが望ましいとされています。
3溶融亜鉛めっき付きターンバックルの羽子板溶接部の注意
溶融亜鉛めっき付きターンバックルの羽子板溶接部は、下地処理として酸洗いを伴う場合、 溶接部に酸の浸入を防ぐために全周溶接を施すか、 酸が抜け出るような処理を採用する必要があるとされています。
4長尺用ターンバックルボルトの接続用ターンバックル胴への締付け
長尺用ターンバックルボルトを接続用ターンバックル胴へ取りつける場合、施工時の供回りを防ぐために、ねじが止まるまではめ込むこととされています。
次回のコラム : ターンバックル技術資料(規格解説)②についてご紹介します。
2021年3月25日 6:00 PM